不動産投資で安定した収入を得たいのであれば、複数戸の中古物件を保有するようにしましょう。中古物件を選択するべき理由は家賃下落リスクが小さいからです。新築物件は建物や設備が新しいため、入居を希望する人が多いです。そのため、新築当初の家賃は周辺相場よりも高めに設定されています。しかし、新築物件は、初めての入居者が決まった途端に中古物件となるため、入居者の入れ替えがある時には家賃が5%から10%程度下がるケースが多いです。一方で、中古物件の場合にはすでに周辺相場付近で家賃が設定されているので、入居者の入れ替えが行われても、同額の家賃をキープできる可能性が高く、仮に家賃を下げるとしても1000円から3000円程度で済ませることができます。もしも、新築物件で不動産投資をすることを考えているのであれば、家賃下落リスクを織り込んだ買付希望金額を提出するようにしましょう。また、複数物件保有した方が良い理由は空室リスクを小さくすることができるからです。不動産投資をしていると必ず空室が発生する時期があります。この際、1戸の物件しか持っていないと、収入がゼロになってしまいます。しかし、複数の物件を保有していれば、収入がゼロとなることなく、かつ、空室になった物件の費用を他の物件の家賃収入で賄うことができます。空室リスクも家賃下落リスクも収入に直結するリスクです。細心の注意を払いながら不動産投資をしていきましょう。